レッサーパンダ

レッサーパンダは別名レッド・パンダといわれます。レッサーパンダは食肉目の一種なのですが、その身長はおよそ50〜60センチメートルほどしかありません。そのかわいい見た目から動物園などでも高い人気を誇っています。また最近ではレッサーパンダの風太(ふうた)くんが大人気となったのも記憶に新しいですよね。

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レッサーパンダの生態

レッサーパンダは主に中央アジアに生息する動物です。彼らは主に、竹や竹の子、果実や小動物などをえさとします。竹を食べるあたりがまさにパンダを連想させますよね。また、レッサーパンダは比較的高い標高に生息し(2000〜4000メートル)、竹林などにたった一人で住んでいます。えさをとるために木登りの能力がとても発達しているというのも特徴のひとつです。お尻を擦り付けるというマーキング(動物が自分の縄張りを他の動物に知らしめるためにとる“しるし付け”)方法をとります。

愛嬌あふれるレッサーパンダ

このようにレッサーパンダはその見た目のかわいさなどもあって、動物園ではとても人気がある動物です。レッサーパンダを一目見ようと上野動物園など全国各地の動物園では、行列までできてしまうほどです。また、直接見ることができなくても、現代では、ウェブ上などでレッサーパンダの写真や画像が公開されていたり、DVDなどでその動く姿を見ることができます。パソコンのデスクトップをレッサーパンダにしている方も多いのではないでしょうか。また、レッサーパンダはテレビなどのドキュメンタリー番組などでも時々特集されています。レッサーパンダの赤ちゃんが誕生する瞬間を収めた写真や画像・動画などは特にかわいらしいものですよね。レッサーパンダに限らず、動物の赤ちゃんが誕生する瞬間は、私たちに生命誕生の感動を伝えてくれます。

レッサーパンダの風太くん

現在のレッサーパンダブームを“風太くん”の存在なくしては語れません。その愛くるしい“起立姿”が連日ワイドショーなどで取り上げられました。ここではレッサーパンダの風太くんについて、くわしく紹介します。

レッサーパンダの風太くん 誕生する

レッサーパンダの風太くんは2003年、メスの「ナラ」とオスの「風々(フウフウ)」の間に日本平動物園(静岡県)で誕生しました。残念ながら風太くんが生まれた頃にはお父さんであるフウフウはこの世から去っていました。そのため、そのお父さんのことをいつまでも覚えているようにと、お父さんから一文字もらって、“風太(ふうた)”と名づけられました。

赤ちゃんの頃のレッサーパンダの風太くん

お母さんの「ナラ」がたいへんしっかり者だったことと、動物園関係者の方々のたいへんな努力のおかげで、風太くんはたくましく成長することができました。しかし、生まれたばかりの頃はたいへん甘えん坊で、しかもやんちゃな子供でした。母親の「ナラ」が疲れてしまうほどのやんちゃな風太くんでしたが、もうひとつ、「しっぽが太い」という大きな身体的特徴がありました。風太くんがあれほどバランスよく立てる要素の1つに、この太いしっぽを上げることができます(しっぽが太いと重心が安定し、直立の際のバランス感覚がよくなります)。

レッサーパンダの風太くん アイドルデビューする

そんな風太くんでしたが、その後千葉市動物公園(千葉県)に引っ越しました。ここでも、風太くんはたいへん大切に育てられました。そんな中、2005年5月。わずかな時間二本足で直立をするレッサーパンダ=風太くんがいると報道されると、瞬く間に大ブレイクしました。

レッサーパンダの風太くん 大人気になる

その後のレッサーパンダの風太くんの活躍ぶりは皆さんもご存知ですよね。ワイドショーなどのテレビはもちろん、全国紙の新聞各社も取り上げる大フィーバーでした。また、この風太くんフィーバーをうけ、全国各地で直立したり歩き出す動物があらわれました。

レッサーパンダの風太くん 親になる

その後しばらくたち、レッサーパンダの風太くんフィーバーも落ち着きを取り戻しました。しかし、2006年6月、風太くんはなんと双子の子供の親となり、ふたたびマスコミの話題を集めました。このかわいらしい風太くんの双子の子供の写真や画像は、雑誌やインターネットなど、いろいろなところで見ることができますよ。

なぜレッサーパンダの風太くんは直立するのか

レッサーパンダはもともと直立することのできる動物です。しかし、なぜ直立するのか、その理由までは詳しく解明されていません。しかし、一般的に周囲の様子をうかがっていち早く外敵の存在を発見したり、魅力的な異性を探すために直立しているようです。それにしても、風太くんのようにレッサーパンダが直立する場面は今まであまり見られませんでしたよね。どうして、直立するのか完全にはわかっていませんが、その愛嬌たっぷりの姿に癒される人は、きっと私だけではないはずです。

希少動物 レッサーパンダ

レッサーパンダは現在その数が激減し、“絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ:近い将来絶滅の可能性がある動物)”に指定されています。そのあまりにかわいらしい風貌で話題を集めるのはしょうがないですが、できるだけそっと見守ってあげたいという気もします。レッサーパンダだけに限らず、人間と動物の共存は簡単なことではありません。しかし、私たちは少しでも共存のための努力をしていかなければいけないのではないでしょうか。

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