ホトトギス

鳴かぬなら…のフレーズでお馴染みのホトトギス。皆さんはその姿を見たことがあるでしょうか?――その前に、ホトトギスという生き物がどんな鳥か知っているでしょうか?そして、ホトトギスの面白くも非常に狡賢い特徴的な子育ての生態をしっているでしょうか。おそらく、知らない方も少なくはないと思います。ですので、ここでは、ホトトギスの特徴的な生体についてご説明します。

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ホトトギスの生態

時々、勘違いをしていることが多いのですが、ホトトギスの鳴き声は「ホーホケキョ」では、ありません「ホーホケキョ」と鳴くのは、ホトトギスではなくて、日本の三鳴鳥として有名なウグイスです。よくは分かりませんが、ホトトギスの鳴き声とウグイスの鳴き声を間違える方がいます。ですので、ホトトギスに見られる特徴的な習性の前に、ホトトギスについての基本的な生態についてご説明します。

ホトトギスの外見的特長

体長は28cmほどで、ヒヨドリよりわずかに大きく、ハトより小さいのがホトトギスです。頭部と背中は灰色をしており、翼と尾羽は灰色ではなく黒褐色をしています。胸部と腹部は白で、その白い部分に黒で縞模様が入っています。この縞模様は、カッコウなどの種類の近い鳥よりも細くて薄いのも外見的な特徴です。また、目のまわりに、黄色のアイリングがあります。

ホトトギスの生息地

日本ではよく知られているホトトギスですが、実は原産地は日本ではありません。ホトトギスの原産地は、日本ではなく、アフリカの東部、マダガスカルやインドから中国の南部にかけてまでの地域に分布し、それらの地域が原産地となります。これらのうち、インドから中国の南部にかけての地域に生息するホトトギス達は、草花が芽吹き始める5月頃になると、中国や朝鮮半島、そして態々日本へとやってくるのです。また、ホトトギスの渡りに関しての特徴は、ホトトギス以外の渡り鳥よりも、ホトトギスは少々日本へと渡ってくるのが遅いことが特徴とされています。

ホトトギスの食性

ホトトギスの食性は、カッコウなどといったすずめよりも大きく、ハトよりも小さな小鳥などと食性は同様で、虫などの動物質のエサを好む肉食性で、特にホトトギスは毛虫を好む性質があり、よく毛虫を食べています。

ホトトギスの鳴き声

「ホーホケキョ」とは鳴かないホトトギス。ではどんな鳴き声かというと、オスの場合の鳴き声は、符流砂はほとんど感じられない、けたたましい声で、「キョッキョッ キョキョキョキョ!」と聞こえます。ホトトギスは、スズメの如く早朝からけたたましい声でよく鳴いて、更にはすべてのものが寝静まる夜にでも鳴くことが稀ではあるもののあるそうです。このホトトギスの鳴き声は、人間が覚え易いように、鳥の鳴き声を人間の言葉に半ば無理やりに当てはめたに近い聞きなしとして「特許許可局」や「テッペンカケタカ」がよく知られています。

ホトトギスの繁殖方法

ここからはホトトギスの面白い生態です。まず、例として、インコとウグイスの子育ての方法を簡単に説明させてください。

インコは、一夫一妻で何羽かのヒナを夫婦そろって成鳥になるまで育てていきます。これが、鳥の子育てにおいて最も多い形式で、水鳥の白鳥や、猛禽類のタカやワシといった大型の鳥類もこの方法で子育てをします。では、ウグイスはというと、一夫一妻ではなく、一夫多妻で、尚且つ子育てはメスだけが行います。では、ホトトギスはどういった方法で子育てをするのかというと――なんと、ホトトギスは子育てをしないのです。

子育てをしないといっても、ホトトギスは繁殖行動を行わないわけではありません。でなければ、もうすでにホトトギスという種類の鳥は絶滅しているはずです。ですが、ホトトギスは現在でもよく知られていますし、絶滅危惧種にも設定されていません。では、どうやってホトトギスは子孫を増やしているかというと、託卵といいます。託卵とは、呼んで字の如く、卵を託します。その卵を託す相手とは――ウグイスです。うぐいす以外にも、ホトトギスの卵を託卵される鳥はいます。例を挙げると、ミソサザイ、センダイムシクイ、クロツグミ、アオジ、ベニマシコがあげられます。

ホトトギスの託卵

具体的に託卵という行動はどういった行動なのかというと、託卵とは他の鳥が巣からはなれている隙に、卵を産みつけて、そのままホトトギスの親は去っていき、ウグイスなどの鳥に子育てを全て任せてしまうのです。しかもホトトギスは、賢いことに、卵の数が不自然にならないようにひとつだけ卵を落として、卵をひとつ産んでいくのだそうです。そして、ホトトギスの卵に気づかなかったウグイスは、そのままホトトギスの卵も一緒に暖めて、いきます。それから数日が経過し、ウグイスよりも先に、ホトトギスのヒナが産まれます。またまたびっくりなのが、なんとホトトギスのヒナは目が見えないというのに、まだ生まれていないうぐいすの卵を巣から追い出してしまうのです。もちろん、うぐいすの前ではそんなことはせずに、うぐいすがエサをとりに行っている間に、卵を落としてしまうという親子そろって非常に狡賢い鳥なのです。

ウグイスのホトトギスへの抵抗

ですが、このホトトギスの行動にずっとウグイスが騙されていたとしたならば、おそらくすでにウグイスは絶滅しています。そうウグイスは、ホトトギスの託卵への対策方法をしっかりと持っているのです。もし、巣の周りにホトトギスが近づいてきたら、ウグイスは自分より大きいはずのホトトギスに向かっていき、追い払います。更に、もし卵を生まれたとしても、そのホトトギスの卵に気づくと、その卵を捨ててしまうのです。ホトトギスも賢いですが、ウグイスも日々賢くなっていることが分かります。

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